習いごと

ヴァレイソーイングジャムは「もっともっとこども達に”作る世界”を知ってもらいたい!」という思いから、日本の縫製工場がはじめたこども向けソーイングスクールです。
これはわたしが掲げている「ものづくりはたのしい」と同じ考えです。

これまで勤めてきた会社の取引先工場さんから、どうやって新しい人材を集めるか、どう育成していけばいいのかというご相談を受けることがよくありました。
日本の縫製工場には海外からの技能実習生がたくさんいらっしゃいますが、法律の兼ね合いで基本は3年で帰国してしまうのです。
するとせっかく技術を取得された方がいても、また新しく来てくれた方に技術を教えて…のループです。
このような採用・運営方法が悪いことだとは思わないのですが、コロナ禍においては技能実習生の入国も帰国もままならず、人員を確保できないためキャパも圧縮されてしまい、多くの工場さんが苦しい思いをし、ブランド側も計画通りに生産ができないという状況を目の当たりにしてきました。

たくさんの工場さんとお話しする中で、この課題を解決するには、こどもたちに興味を持ってもらい、小さな頃から縫製に取り組むことで縫製の仕事を“憧れの仕事のひとつ”としてもらうことこそが解決の近道なのではと考えました。
縫製・デザイン・パターン・生産・販売の一通りを経験してきたわたしが先生となり、向いている方向が同じヴァレイソーイングジャムと一緒に教室を運営することで、作り手を増やせるのではと思い、全国の先生たちの仲間入りを果たすこととなりました。

このスクールは基礎・基本の習得を大切にしており、ミシンはもちろん道具の使い方、手縫いや裁断、生地の扱い方など、ものづくりの土台となる部分をスモールステップで“作る楽しさ”も実感しながら経験を積んでいきます。
小さな頃に身につけた技術は大人になっても体が覚えています。

ちなみに、縫製ができなければ構造を知らないのでパターンは引けません。
生地やパターンの構造を理解していないと、とんでもないデザインになってしまいます。
実はデザイナーになるには、縫製やパターンの知識を持っていると強みになるのです。
時間をたっぷり使えるこどものうちに、好きなだけミシンを踏んでもらえたら嬉しいです!

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